ここ数年で一気に主流になった、スマートフォン。2011年頭にはその所有率はわずか5%だったにもかかわらず、2012年終わりには40%と、急速に普及してきています。
IT業界もそれに応じて、今はスマートフォン向けアプリの制作をする人材が不足してきています。今までガラパゴス携帯を専門に活動してきた技術者も、時代はすっかりスマートフォンに移り変わってきているので、それに対応しなければならず、四苦八苦しているようです。
ただでさえ慢性的な人材不足のIT業界、技術者の獲得に大手ソーシャルゲーム会社は総力をあげてエンジニアたちを獲得しようとしています。
ある会社は、エンジニア一人あたりの準備金として200万円を用意するなど、その待遇のよさも魅力的です。これまでのキャリアの中でゲーム開発の経験がなく、さらに自分もあまりゲームをしないエンジニアは、ゲームの開発と聞くと専門外だと切り捨てる人も少なくないです。
しかし、それは俗にいう「食わず嫌い」であることもあります。
現在流行っているソーシャルゲームというのは、多くの人が利用し、しかもその人というのはとても身近な人たちです。そうすると、その人達からの意見がダイレクトに、身近なものとして伝わってきます。
これは、今までの仕事よりさらに、自分に作ったものに対しての反応見られる、と大手ソーシャルゲーム会社に転職したエンジニアたちからは聞こえてきます。アプリを売っているストアではアプリのランキングや評価もつけられるので、より自分にダイレクトにその評価が伝わり、それがやる気になるという人も少なくないのです。
元々エンジニアは自分の作り上げたもので人の役に立ちたいと思い目指した人が多いはずです。
そういう人なら、きっとやりがいも感じられるのではと思います。